フィラリア薬

ブロードライン・スポットオン猫用

ブロードライン・スポットオン猫用は、​オールインワンタイプの寄生虫駆除薬です。
猫の首筋に薬液を垂らすことで4つの有効成分が寄生虫から猫を守ります。

薬剤は皮脂腺に貯留されて1か月にわたって効果を発揮します。

 

 

ブロードラインの4つの有効成分

  • フィプロニル
  • (S)-メトプレン
  • エプリノメクチン
  • プラジクアンテル

 

 

フィプロニルがノミとダニに効く!

フィプロニルは昆虫が触れると中枢神経に作用して麻痺させます。
これによって殺虫します。成虫に対して効果を発揮する薬剤です。

猫の体に薬剤を垂らすと、皮脂腺という皮脂をため込む袋に一度蓄積されます。
そこから全身に広がり皮脂線から少しづつ、広がりから24時間以内に全身にまわってノミやダニを駆除できます。

フィプロニルは皮脂腺から少しづつで続けるため、新たな寄生を予防します。

  • ノミ  約1~3ヶ月間
  • ダニ  約3週間

 

(S)-メトプレンが成虫にさせない

 

昆虫などは成長するためには卵、幼虫、サナギ、成虫と変態することが必要です。
有効成分である(s)-メトプレンは変態に関わるホルモンに影響を及ぼし、幼虫からさなぎになれないようにしています。
そのため成虫になれなくなります。

ノミの体内に浸透して、たとえそのノミが生き残って卵を産んでも、浸透した成分がふ化・成長を阻止します。
そのため、その卵は成虫になることはなく、ペットへの寄生を事前に予防できます。

 

エプリノメクチン

フィラリアは蚊に刺されることによって寄生されるとても感染率の高い病気です。
その進行は非常にゆっくりですが、確実に心臓へダメージを与えます。

エプリノメクチンはフィラリア予防薬として効果があるので、日本国内では2015年から猫のフィラリア予防薬として認可されました。
イベルメクチン系の化合物で寄生虫の神経細胞に影響を及ぼし麻痺させることによって駆虫することができます。

 

 

プラジカンテル

プラジカンテルはドイツの製薬メーカーバイエルの寄生虫学グループにより、1970年代中頃に開発されました。
この薬剤は寄生虫の外被(被膜)を破壊することができるため、寄生虫は内容物がでてしまったり、けいれんや収縮などが起こって死んでしまいます。

 

サナダムシに効く

動物の胃腸に寄生する条虫類(サナダムシなど)に効果のある成分です。
条虫類の腸管に付着する能力を阻害することによって、条虫を体外に排出させる作用があります。

服用後、胃腸に寄生している条虫に作用してから、一旦腸管に吸収されます。
吸収されたプラジクアンテルの一部は肝臓でその構造を変化して、その後腸管から再分泌されます。

 

2度効く
再分泌されるプラジクアンテルの代謝物にも寄生虫の殺虫作用があるため、この吸収前と吸収後のダブル駆虫効果によって条虫が効果的に駆除されることになります。

 

卵や幼虫にも効果的
効果は卵や幼虫にまでも影響があり、これらも同時に駆除するので増殖を防ぐこともできます。

また、副作用の少ない薬として知られてるので、用法用量を厳守すれば起こることはほとんどありません。

 

ブロードラインの効果がある寄生虫

  • ノミ成虫、ノミの卵・幼虫
  • マダニ
  • 猫回虫・猫鉤虫の駆除
  • 犬糸状虫(フィラリア)の寄生予防
  • 瓜実条虫(ノミが媒介する条虫)
  • 猫条虫
  • 多包条虫(エキノコックス症の原因)

このように一度に多くの寄生虫に対して効果が期待できます。

 

ブロードライン・スポットオン猫用の有効成分であるフィプロニルと(S)-メトプレンが皮脂を伝わり猫の体表面に広がることで、皮脂腺に貯留し1ヵ月にわたりノミ成虫、ノミの卵・幼虫、そしてマダニに対して効果を発揮します。

また、エプリノメクチンは体内に吸収されることで、猫回虫・猫鉤虫の駆除、犬糸状虫の寄生予防に対して有効です。
同様にプラジクアンテルも体内に吸収され、瓜実条虫・猫条虫・多包条虫に対して効果を発揮します。

 

ブロードラインの使用方法

毎月1回、1ヵ月間隔で使用しましょう。

  1. パッケージをあけて注射器型の容器を取り出します。
  2. 上を向けて注射器を少し引く。
  3. キャップを回しながら引き抜きます。
  4. 猫の肩甲骨間背部の被毛を分けて、皮膚上の1部位にシリンジ全量を滴下する。

 

使用上の注意

  • 投薬後2日程度、1か月に2度以上のシャンプーはご遠慮ください。
  • 7週未満の子猫には使えません。
  • 妊娠中、病中、病後の猫には使用しないでください。
  • フィラリアに感染していないことを確認してから使うこと
    感染した状態でしようすると、血液に侵入したフィラリア幼虫が一度に死んで詰まるからです。
    その場合、ショック死することがあります。

 

 

副作用

副作用が起こることは稀ですが、下記のような症状が考えられます。

よだれやおう吐
ペットが舐めると一時的によだれがでることがあります。
多頭飼いの場合は薬液が吸収され乾燥するまではケージに入れたり、服を着せるなどしましょう。

かゆみ、発赤、脱毛
薬液を使用した皮膚にかゆみや赤くなったり、脱毛が見られる場合があります。
また、その部分の毛の色が変色することがあります。

食欲減退、下痢、元気がなくなる

 

 ブロードライン 2.5Kg未満

内容量 3本

 

 

 

 

ブロードライン

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