目薬もたくさんの種類があり、どれを選べば良いかを判断しにくいでしょう。
それぞれの特徴をまとめてみました。

参考になると良いのですが。

 

レボフロキサシン (ニューキノロン系)

今までの抗菌薬に比べ抗菌力が強く、いろいろな細菌に有効です。
作用も少ないほうで、ペニシリン系やセフェム系抗生物質にアレルギーがある場合でも使用可能です。

こんな風に効く

細菌の遺伝情報物質(DNA)の複製を妨げることで、殺菌的に作用します。
黄色ブドウ球菌などグラム陽性菌のほか、緑膿菌などのグラム陰性菌にも有効です。

緑膿菌に効くのは特徴ですね。

適応菌種

目薬なので下のほうの菌はさほど関係ないと思いますが、このような菌種に効果があります。

  • ブドウ球菌
  • 連鎖球菌
  • 腸炎球菌
  • 淋菌
  • 結核菌
  • 大腸菌

 

こんな病気に使いましょう

  • 麦粒腫(ものもらい)

 

 

濃度依存型薬物

レボフロキサシンの作用は「どれだけ薬の濃度が高いか」によって左右されます。
つまり、薬の服用量を多くするほど、殺菌作用が強くなる薬なのです。

専門用語では、このような作用を示す薬を濃度依存型薬物と呼びます。

この種類の薬を低用量で長く使用し続けていると、抗菌薬に対して耐性をもつことで薬が効かなくなる「耐性菌」が出現してしまいます。
これを回避して薬の効果を最大化させるためには、「一回の投与量を多くする」という使い方が適切です。

 

目薬なので使用量は1日3回、1回につき1滴点眼するのが最適です。

 

副作用

副作用はほとんどありません。
かえって、充血や痛みがひどくなっているようなら、早めに受診してください。

あえて副作用をあげるとすると下記のようなものが起こることもあります。

  • 眼の刺激感
  • 目のかゆみ
  • 角膜障害(眼痛、見えにくい、眼の異物感)
  • 眼瞼炎(まぶたのただれ)

 

クラビット点眼薬

有効成分 レボフロキサシン 0.5%
内容量 1本 5ml

 

 

シフランアイドロップ

クラビット点眼薬に比べて量は2倍、価格はクラビット点眼薬のほうが2.5倍くらい高い。
値段で考えればダントツにおすすめですね。

有効成分 レボフロキサシン
内容量 1本 10ml

 

 

 

シプロフロキサシン眼軟膏


目に使う軟膏です。
ペットの頭を少し上に向かせて、下まぶたを下方にひいて、軟膏を1cmくらい入れてあげるものです。

一応使いかたとしてはチューブから直接塗る。
しかし、目や毛にチューブの先端が触れないように・・・と難易度が高いです。

おすすめとしては綿棒に乗せてから、目に持っていきましょう。
クルッと回せば薬剤を目に入れることが可能です。
なんだか入れにくそうな眼軟膏ですが、良いところもあります。

 

 

利点

  • 点眼回数が減らせる。
  • 角膜炎における痛みの軽減(粘度が高いので緩衝材として効果がある)
  • 眼軟膏は点眼薬と比べると長い時間、眼の表面に留まるので効果が長く続く。
  • 液体ではないので、涙に流される量が少ないのです。

 

有効成分 シプロフロキサシン
内容量 1本 5g

 

 

複合抗菌薬目薬

何種類かの抗生物質が一緒になったタイプです。

アマシン

 

眼・耳に使える軟膏です。
犬猫における眼および耳感染症を治療する軟膏薬です。

有効成分

スルファセタミド スルホンアミド系の抗生物質です。
ネオマイシン アミノグリコシド系の抗生物質です。
ポリミキシンB ポリペプチド系の抗生物質です。
プレドニゾロン 副腎皮質ホルモン(ステロイド)です。
発赤、腫れ、かゆみなどの炎症を抑えます。

 

色々な種類の抗生物質で構成されているので、細菌が原因の症状に使用できます。
また、ステロイドが含まれているので炎症を抑える効果も期待できます。
眼と耳の両方に使うことができる軟膏です。

内容量 1本 4g
使用方法 1日1回~2回