消炎鎮痛剤

オンシオール

オンシオールは消炎鎮痛剤です。

有効成分はロベナコキシブで炎症や痛みの原因物質の生成を抑え、疼痛及び炎症を緩和します。

使用目的
犬:慢性骨関節炎に伴う疼痛(とうつう)及び炎症の緩和

猫:運動器疾患に伴う急性の疼痛(疼痛)及び炎症の緩和

オンシオールの特徴

このお薬は非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれるもの

鎮痛、抗炎症、解熱作用があり、変形性関節症などの炎症性疾患に伴う軽度から中等度の疼痛の治療に使用されるお薬です。

獣医療において最も広く使用される鎮痛薬となっています。

 

胃に障害が起きにくい

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は胃・十二指腸上部、血小板、腎臓などの器官がその機能を維持するために必要な物質プロスタグランジンの生合成を抑制するため、胃粘膜障害などの副作用が多いことが知られてました。

しかし、有効成分ロベナコキシブは、従来のNSAIDsよりも胃粘膜障害などの副作用がおこるリスクを軽減しつつ、優れた抗炎症効果が期待できるお薬となっております。

 

薬剤は体から早く抜けるが、早く効いてしっかり長続き

早く効く
犬なら30分ほど、猫は30分~1時間ほどで薬剤の血中濃度が最高になります。
これは素早く効くということです。

長く効く
炎症患部に素早く入り込み出にくい仕組みになっており、1日1回で24時間効果が続きます。

 

オンシオールは、炎症患部にしっかりと留まって効果を発揮しますが、血液中からは薬剤が素早く消えてなくなります。

血液中から薬剤が早くなくなると大量の血液の流入を受ける臓器(心臓や肝臓、腎臓など)に対する負担を軽減できると考えられています。

 

用法および用量

1日1回 体重1kgあたりロベナコキシブ1mgを基準とします。

ごはんの前後30分を避けて投与しましょう。
ただし、必要である場合は少量のごはんと一緒に投与しても大丈夫です。

 

使用上の注意

連続投与について
犬は連続で使用できますが、猫は6日間までです。

制限について
犬は生後3か月以上、猫は生後4か月以上から使用できます。

体重制限
犬猫ともに体重2.5kg以上から使用できます。

副作用
犬猫ともに一過性のおう吐、軟便、下痢、食欲不振が見られることがあります。
長期投与に置いて肝酵素(主にALT)の上昇が認めれらることがあります。
その際には速やかに使用を中止して下さい。

 

オンシオール

猫用に1種類(イースト風味)

犬用に4種類(ビーフ風味)

 

猫用6mg

内容量 1箱 28錠

 

超小型犬用5mg
(体重2.5~5Kg)

内容量 1箱 28錠

 

 

小型犬用10mg
(体重5~10Kg)

内容量 1箱 28錠

 

中型犬用20mg
(体重10~20Kg)

内容量 1箱 28錠

 

大型犬用40mg
(体重20~40Kg)

 

内容量 1箱 28錠

-消炎鎮痛剤