ザイマックスオティック

外耳炎対策、耳垢予防の耳洗浄液で「直接耳の中に流し込んで」汚れを浮かせて洗い流します。

日本で販売されているPKBジャパン社の耳ケア「ザイマックスイヤープロテクター」と同メーカー・同成分・同効果です。

ザイマックスオティックは、耳垢の汚れやニオイがひどい犬猫や、外耳炎になりやすい犬に適した洗浄液です。

耳の汚れは雑菌や細菌による影響を受けやすくるのでニオイやかゆみがひどくなります。

特徴

ステロイドを配合していません。
犬猫兼用
洗浄液注入タイプ
長期にわたり使用する場合にも安心です。
抗生物質は使われていないので耐性菌出現の心配がありません。
お手入れが簡単

２週間の集中ケア、1日1回のシンプルステップがペットと飼主の負担を軽減します。

成分を調べてみました

たくさんの成分で構成されており、それぞれに相乗効果があるようです。

グリセリン、脱イオン水、ヒドロキシプロピルセルロース、ペンジルアルコール、ヨウ化カリウム、デキストロース、プロピレングリコール、グルコースオキシダーゼ、リゾチーム、ラクトペルオキシダーゼ、ラクトフェリン

グリセリン

無色透明の糖蜜状液体で、水に非常に溶けやすく、吸湿性が強い特徴を持つ
甘みがある。

保湿剤・潤滑剤として使われている。

脱イオン水

脱イオン水とは、イオン交換などによって水に含まれている陽イオンと陰イオン^※（塩類）を除去した水のことをいいます。

純粋ってことですね。
大部分を占める成分です。

ヒドロキシプロピルセルロース

生理的には全く無害であるとともに化学的にも不活性である事から、医薬品添加剤として国内外で幅広く使用されており、特に日本においては医薬品の結合剤として９０％以上のシェアを占めている。

水、アルコール類に溶ける性質があり、水を加えると粘り気のある液となる。

ドライアイなどの治療に用いられる人工涙液の原料となる。

ベンジルアルコール

単体は無色透明の液体で、ほのかな心地よい芳香臭がある。
比重 1.046 で水溶性は低く (4 g/100ml)、水とほとんど分離する。

溶剤として優れており、毒性が低く、アルコールとエーテルに溶けやすい。
空気中で酸化されて抗菌、静菌作用がある安息香酸に変化する。

香りが良いことから殺菌剤としても用いられている。
揮発保留剤（香りが長続きする）としても使われる。

ヨウ化カリウム

ヨウ素は消毒薬としてもよく用いられる。

ヨウ素は水に溶けにくいがヨウ化カリウムにすると溶けやすい。

デキストロース

強力な保湿効果で、化粧水、乳液、クリームなど、乾燥から肌を守る化粧品に適している。

製品の水分蒸発を防ぐ効果、粉体の結合剤として、メイクアップ製品系の安定性を高めるために配合される。

水に溶けやすいがアルコールには溶けない性質。

プロピレングリコール

常温では無色・無味・無臭で吸湿性のある油状液体、若干粘質の液体

水にも油にもアルコールにも混ざりやすく、100度以上で加熱しても品質がかわらないことや酸化しにくいことから多くの品物に使われます。

特徴

保湿性とカビを防ぐ効果があるため、食品や化粧品、医薬品といったものに幅広く利用されています。

また色々な物質の溶剤として使われることも多く、着色料・保存料・ビタミンなどを溶かして利用されることもあります。

食品利用の一般的な使用方法としては、コンビニのおにぎり類、この他にも麺類・珍味類などに利用されており、その保湿効果と菌の繁殖を防ぐという効果が利用されています。

リゾチーム

真正細菌の細胞壁を構成する多糖類を加水分解する酵素である。

この作用があたかも細菌を溶かしているように見えることから溶菌酵素とも呼ばれる。
ヒトの場合、涙や鼻汁、母乳などに含まれている。

リゾチームによる溶菌作用を受けやすい菌としては枯草菌などが知られている。

グルコースオキシダーゼ

グルコースオキシダーゼはハチミツで見られ、天然の防腐剤として作用している。

グルコースオキシダーゼがハチミツの表面で空気中の酸素を過酸化水素に還元し、抗菌剤として作用するためである。

ラクトペルオキシダーゼ

ラクトペルオキシダーゼは、牛乳、牛の全ての組織、分泌物に含まれる酵素です。

またほ乳類の乳や唾液、涙などの分泌液にも含まれる酵素（体の中の変化を促進させる物質）です。

特徴

ラクトパーオキシダーゼの特徴としては、抗菌作用を持つことが挙げられます。

牛乳にはラクトペルオキシダーゼ、チオシアン酸塩があり、この物質に過酸化水素が加わると、ラクトペルオキシダーゼによって、チオシアン酸塩が酸化されます。

この酸化生成物は細菌の細胞膜中にあるさまざまな酵素と結合するので細胞膜周辺の水素イオン濃度に変化が起き、細菌の栄養となるグルコースやアミノ酸の輸送経路が閉ざされます。

結果として「抗菌作用」が示されます。

この抗菌作用は、緑膿菌のような低温細菌により有効であることから、牛乳の貯蔵性を増やす為に応用されています。

強い抗菌力

直接殺菌する訳ではないのですが、唾液の中にある「チアシオン酸イオンと過酸化水素」から次亜チオシアン酸イオンという物質を生成させます

この次亜チオシアン酸イオンが、とても強い抗菌作用を発揮するということです。

ラクトフェリン

ラクトフェリンは、強力な抗菌活性を持つことが知られています。

鉄分と強力にくっつく
グラム陽性・グラム陰性に関係なく多くの細菌は、生育に鉄が必要であるが、ラクトフェリンは鉄を奪い去ることで、細菌の増殖を抑制する。

抗菌活性
ラクトフェリンはグラム陰性菌の細胞膜の主要な構成成分であるリポポリサッカライド(LPS)と結合することで、細胞膜構造を脆弱化し、抗菌活性を示す。

炎症を早く治す
ラクトフェリンは真皮を構成する線維芽細胞や表皮を構成する角化細胞（ケラチノサイト）の細胞遊走を促進する。さらにラクトフェリンは線維芽細胞によるコラーゲンやヒアルロン酸の産生を促進する。

また、白血球の一種である好中球の分泌顆粒にも含まれ、炎症反応や細菌の感染に反応して血液中に放出される。