アンチローブは、有効成分のクリンダマイシンを含有した犬・猫用の抗生物質です。
皮膚感染症や呼吸器感染症、口腔のグラム陽性細菌感染など、特に口腔内感染(歯周病)および嫌気性細菌感染症に効果を発揮する薬です。
アンチローブの効果
アンチローブに含有されている「有効成分クリンダマイシン」はリンコマイシン系の抗菌剤です。
細菌が活性化するために必要なタンパク質の増加や合成を停止させ、また既存の細菌を死滅させることによって細菌の繁殖を停止させます。
皮膚 | 皮膚感染症
慢性膿皮症 |
のど | 咽頭・喉頭炎扁桃炎 |
気管支、肺 | 急性気管支炎肺炎、誤嚥性肺炎
慢性呼吸器病変の二次感染 |
目 | 涙嚢炎
麦粒腫 |
耳 | 外耳炎
中耳炎 |
鼻 | 副鼻腔炎 |
あご | 顎骨周辺の蜂巣炎顎炎 |
感染症 | 猩紅熱
骨及び関節の感染症 嫌気性菌による腹膜炎 腹腔内膿瘍 |
アンチローブの使い方
犬の場合の必要量
歯周病の場合
投与回数 | 1日 2回 (1回 12時間ごと) |
期間 | 5~10日間 |
一回の薬の量 | 1kgあたり 5mg |
表在性膿皮症の場合は、21日間の連続使用の可能性もあります。
例 まさお 5歳 15kg |
15kg × 5mg = 75mg |
必要なクリンダイマイシン 75mg |
1カプセルは25mg なので 3カプセル投与します |
全身性感染症
投薬回数 | 1日 3回 |
一回の薬の量 | 1kgあたり 3~10mg |
犬の骨髄炎の場合
投与回数 | 1日 2回 |
期間 | 最短28日~ 14日以内に効果が見られない場合 使用中止 |
一回の薬量 | 1kgあたり 11mg |
猫の場合の必要量
感染症の場合
投与回数 | 1日 2回 |
期間 | 5~14日間 |
投与量(1kgあたり) | 5~10mg |
トキソプラズマ症の場合
投与回数 | 1日 2回 |
期間 | 28日間 |
投与量(1kgあたり) | 12.5mg |
注意事項
- 抗生物質のエリスロマイシンと併用すると、この薬の効力が発揮されません。
- 妊娠中、産前、産後の動物に投与しないでください。
- ウサギ、ハムスター、モルモット、チンチラ、馬または反芻動物には使用しないでください。
激しい胃腸障害になる可能性があります。 - 副作用については、嘔吐や下痢が見られることがあるようです。
アンチローブ 25mg 犬猫用
内容量 | 1箱 80カプセル |
成分 | クリンダマイシン 25mg |
1箱 | 5,059円 |
2箱 | 9,239円 |
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成分の含有量、価格ともにロジールのほうがお買い得である。