リクセンはセフェム系抗生物質です。
セファレキシンを有効成分とするセフェム系抗生物質に分類されます。
犬猫の細菌性皮膚感染症の治療に有効です。
リレキシペット錠600と同じ成分のお薬です。
どのように効くのか?
広域用ペニシリン剤と同じように、細菌の細胞壁を破壊して細菌を死滅させ、しかも体の細胞には作用しないので、抗生物質に対するアレルギー症状以外には、これといった副作用がありません。
経口投与のお薬ですので、皮膚の感染症以外に、尿路感染症など、様々な細菌感染症にも効果があります。
効果があるのは?
犬、猫の皮膚の感染、傷口の感染、骨の感染、肺炎、膀胱の感染などのバクテリア感染治療に処方されます。
寄生虫、ダニ、ウィルス、真菌による感染には効果がありません。
セファレキシン製剤は、グラム陽性菌・グラム陰性菌を死滅させる効力があり、多くの感染症に用いられています。
- ブドウ球菌属
- レンサ球菌属
- 肺炎球菌
- 腸球菌属
- 淋菌
- 大腸菌
- クレブシエラ属
- エンテロバクター属
- プロテウス属
- モルガネラ・モルガニー
- プロビデンシア属
ただし、緑膿菌(りょくのうきん)や変形菌などの弱毒菌に対しては効果がありません。
使用方法
犬、猫に対して下記にある期間と用量に従って投与してください。
体重 | 用法 | 1回の量 |
40kg | 1日 2回 | 1錠 |
20kg | 1日 2回 | 1錠 又は 0.5錠 |
10Kg | 1日 1回 | 0.5錠 |
犬の表在性皮膚炎の治療には最低15日間
犬の深在性皮膚炎の治療には最低28日間
猫の皮膚および皮下組織の感染症(傷や膿瘍)の治療には5日間
尿路感染症の治療には14日間
注意事項
セファレキシンもしくはセフェム系抗生物質、ペニシリン系抗生物質に過敏症、アレルギーのある動物には使用しないでください。
副作用
比較的副作用の少ない安全性の高い抗生物質です。
ショックなどのアレルギー症状もペニシリン系に比べれば少ないです。
まれに胃腸障害がみられることがあります。
嘔吐・下痢がみられた場合は獣医師に相談ください。
リクセン 600mg
有効成分 | セファレキシン |
内容量 | 1箱 7錠 |
1箱 | 1,501円 |
2箱 | 2,495円 |
3箱 | 3,441円 |
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