パラスタープラスは犬用のノミ・マダニ・ハジラミの駆虫薬です。
2つの有効成分によって寄生する害虫を駆除することができます。
即効性があり、持続力も1か月続きます。
ピペット薬なので犬の皮膚に薬液を垂らすだけの簡単投薬です。
飲み薬のような副作用が心配いりません。
パラスタープラスの特徴
すぐ効いてくる
即効性があり投与してから5分ほどで作用し始めます。
わずか1時間で殺虫効果を発揮します。
効き目長持ち
1回の投与で効果は1か月持続します。
その間、入浴したり、日光にさられれても効果は有効です。
2つの有効成分
有効成分としてフィプロニルとシフェノトリンを含有します。
- フィプロニル 9.8%
- シフェノトリン 5.2%
フィプロニル
マダニと成虫ノミを駆除する成分《成虫駆除剤》
ノミやマダニなどの昆虫の神経伝達物質である「GABA」の作用を邪魔することで駆除することができます。
犬の皮膚表面の皮脂に浸透して、毛穴の皮脂腺へと蓄積され24時間以内に全身へと広がっていきます。
皮膚や被毛に広がったフィプロニルに、ノミやマダニが接触することで効果を発揮します。
そのため、ほぼ24時間でほとんどの成虫を駆除します。
予防効果
- ノミ 約1~3ヶ月間
- ダニ 約3週間
寄せ付けにくくなる忌避効果があります。
シフェノトリン
ピレスロイド系の殺虫成分です。
ピレスロイド系と言えば、除虫菊から抽出した成分ピレトリンが有名で蚊取り線香などに使われる成分です。
ピレスロイド系殺虫成分の特徴
- 薬剤の粒子に触れると効果を発揮するので、即効性がある。
- 寄せ付けない効果がある
- 太陽の光で分解されやすい
- 人や家畜などに影響はあまりないが、魚には毒性がある
シフェノトリンは致死効力と残効性が優れた成分です。
犬への効果
下記の寄生害虫の駆除
- ノミ
- マダニ
- ハジラミ
使い方
パラスタープラスは犬の皮膚に薬剤を直接落とすタイプのピペット薬です。
犬の背中の肩甲骨の間あたりに投与します。
被毛をかき分けて、皮膚の上に直接薬剤を全量滴下するだけの簡単処方です。
12週齢から使えます。
投薬の際に気をつけること
使った後は石鹸でよく手を洗いましょう。
皮膚に付着した場合には、流水で15~20分間洗い流してください。
薬剤が目に入ってしまった場合
目を開いたまま、流水で目を丁寧に洗い流してください。
少し長いですが、15~20分程度が目安です。
コンタクトレンズの場合には、5分以内に取り外して目をよく洗いましょう。
飲み込んでしまった場合
直ちに医師の診察を受けてください。
医師の指示がない限り、無理に嘔吐させないでください。
可能ならばコップ一杯の水を飲むようにしてください。
衣類についた場合
衣類に付着した場合にはただちに汚染された衣類を脱ぎましょう。
使用上の大切なポイント
投与した後の部位は十分に乾燥させてください。
投与後24時間は入浴しないようにしましょう。
効果は1ヵ月続くので、期間が過ぎるまで再投与しないようにしましょう。
犬専用です。
投与した犬には、少なくとも投与後24時間は他のすべての動物を近づけないでください。
猫には毒
猫にはかなり有毒で致死性がある。
猫が舐めたり触れたりした場合、すぐに獣医師の診察を受けましょう。
一緒に飼っている場合にも、薬液が乾燥するまで一緒にしないようにしましょう。
犬も舐めないように!
投与した部分を舐めないように気をつけましょう。
多頭飼いの場合や薬液をこぼしてしまった場合など、舐める可能性があります。
誤って動物が摂取すると一般的には「よだれや口から泡を吹く」などが見られます。
獣医師に相談するパターン
下記のような場合は獣医師に相談してから使いましょう。
- 衰弱
- 高齢
- 皮膚炎がある
- 妊娠中
- 授乳中の犬
- 薬物治療を受けている犬
副作用
どんな薬でも副作用は存在します。
また、犬によっては合わないこともあります。
過敏症状が見られる場合があります。
- 投与した部分が赤くなる
- かゆみ
- よだれ
症状が強く出た場合
薬剤を投与した部位を中性洗剤で洗い落として、大量の水で洗い流しましょう。
その他、異常が見られた場合には速やかに獣医師の診断を受けましょう。
保存方法
薬剤は日光に弱いので、直射日光を避けて保存しましょう。
また、湿気を避け涼しい場所に保管してください。
ですが本剤を冷凍しないでください。
子供やペットの手の届かないところに保管しましょう。
パラスタープラス
1箱に3本入っています。
犬の体重によって薬剤の必要量が変わるので、体重を計ってから体重別の商品を選ぶようにしましょう。
パッケージの表示は体重がポンドで表記されています。
体重 1~9㎏