アジスロマイシン

ジスロマックジェネリック

ジスロマックはアジスロマイシンを有効成分とする抗菌薬です。
細菌による感染に有効で炎症、化膿、感染症に効果を発揮します。

ジスロマックにはジェネリック薬があります。
成分は同じでありながら価格は大幅に下がっています。

真菌やウイルス性の病気には効果がありません。

 

 

アジスロマイシンの特徴

アジスロマイシンは、細菌の細胞にあるタンパク質を合成する工場「リボソーム」に結合して、その働きを抑えてしまう効果があります。
タンパク質が作れなくなるので、増殖することができなくなります。

人間もリボソームを持っていますが、種類が違うリボソームなので影響を受けません。

 

さまざまな病気に効果的

幅広い菌に作用するお薬です。

  • 深在性皮膚感染症
  • 歯周病
  • 口内炎
  • 副鼻腔炎
  • 尿道炎
  • リンパ節炎
  • バベシア症

 

長く効く

お薬の中には胃酸の影響を受けて効果が落ちてしまったり、吸収率が悪くなったりするものがありますが、アジスロマイシンは胃酸の影響をほとんど受けないので、体内によく吸収されます。

そのため、体内での薬剤の濃度が高く、組織に移行しやすいため長く効果を発揮します。
人間の場合では1日1回3日間の服用で既存の同類薬を7~14日間使用した場合と同等の効果が得られます。

 

アレルギーが起きにくい

アレルギーがあるとその種類のお薬を使うことができませんが、アジスロマイシンはアレルギーを起こしにくく、ペニシリン系やセフェム系抗生物質にアレルギーのあるペットにも注意して使用できます。

また、アジスロマイシンはマクロライド系の抗生物質ですが、他のマクロライド系抗生物質よりも薬物間相互作用の心配が少ないお薬です。

 

 

使用上の注意

お薬なので注意点があります。

飲み合わせ

他の同類薬に比べ、飲み合わせの悪い薬は少ないですが、一部の胃腸薬(制酸剤)と同時に飲むと、この薬の吸収が悪くなるかもしれません。

また、下記の薬との併用により、これらの作用を増強する可能性があります。

  • 抗血栓薬のワルファリン(ワーファリン)
  • 免疫抑制薬のシクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)
  • 強心薬のジゴキシン(ジゴシン)

 

副作用として

抗生物質は使用すると、腸内の常在菌バランスが崩れて下痢になることがあります。
アジスロマイシンも服用してから数時間後に少し下痢する場合がございます。

しかし、この場合の下痢は腸を動かす性質があるためです。
そのためこの下痢は1回だけのことが多く、何度も続くことはないので心配いりません。

 

耐性菌について

耐性菌は中途半端に抗生物質を使用すると発生しやすくなります。

抗生物質に耐えて生き残った菌は、耐性を持ち、その菌だけが増殖するため、次からその種類の抗生物質は効かなくなります。

そのため抗生物質は、症状が治まってからも使用期間を守って、服用を続けて完全に菌がいなくなるまで続けましょう。
生き残らせてはいけません。

 

 

使用方法

下記の用法用量を経口摂取させます。

 

犬の場合

用量 用法
体重1kgあたり

5~10mg

1日 1回

(最大7日間まで)

 

猫の場合

用量 用法
体重1kgあたり

5~15mg

12~24時間毎

(最大7日間まで)

※使用期間・使用量は症状によって異なります。必ず獣医の指導に従ってください。

 

使用する際の大切なポイント

必ず空腹時に投与しましょう。

食後に服用すると副作用によって、下痢や吐き気が起こることがあるためです。
食前又は食後最低2時間後に投与しましょう。

 

 

マキシスラール(MaxiThral) 250mg

内容量 1箱 6錠
1箱 1,555円
2箱 2,288円
3箱 3,100円
10箱 6,605円

 

マキシスラール(MaxiThral) 500mg

 

内容量 1箱 3錠
1箱 1,555円
2箱 2,288円
3箱 3,100円
10箱 6,605円

 

アジー(Azee) 250mg

内容量 1箱 60錠
価格 2,705円

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