チバセンジェネリックは、有効成分のベナゼプリルを含有する血管拡張薬です。
ベナゼプリルは、動物用医薬品・フォルテコール錠と同一の有効成分です。
ベナゼプリルによって、末梢の血管を拡げて血圧を下げることにより、心臓の負担を軽減させることで慢性心不全の症状の改善をしたり、尿たんぱくの漏出を抑えることができます。
チバセンジェネリックはアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤です。
ベナゼプリル塩酸塩
有効成分であるベナゼプリルは、アンジオテンシン変換酵素(ACE)の働きを阻害します。
この働きによって血管を収縮させる物質であるアンジオテンシンⅡの産生を抑えられることで、さまざまな効果が生まれます。
また特徴として、1日1回の服用で24時間効果が持続します。
血圧が下がる
この物質は血管を収縮させ、血圧をあげる働きがあります。
血圧が上がっている状態とは、心臓の壁に高い圧力がかかっている状態です。
肝臓にもダメージを与えることになります。
そのためアンジオテンシンⅡの生成を抑えると血管は拡張され、血圧が下がります。
血圧が下がれば心臓の負担は軽減され
アンジオテンシンⅡの産生を抑えることにより、末梢の血管を拡げて、心臓の負荷を軽減させます。
また、輸出細動脈を拡張することで、腎糸球体内圧を下げて、尿たんぱくの漏出を抑えます。
利尿作用がある
アンジオテンシンⅡの生成を抑制すると、アルドステロンというホルモンの分泌が抑制されます。
このホルモンは腎臓がナトリウムを再吸収する効果があります。
そのため、ナトリウムイオンの再吸収を抑えると、利尿作用として尿から体液量を減らしてくれます。
その利点は、血液中の水分が多いということは、血管を流れる血液の量が多いということですが、量が多いと血圧はあがってしまいます。
そのため尿を出して水分を減らすということは、結果的に血圧を下げる効果につながります。
効果
犬
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猫
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現代のペットは環境やペットフードの改善によって寿命は格段に延びています。
しかし、それゆえに高齢によるさまざまな疾病が降りかかります。
- 僧帽弁閉鎖不全症(僧帽弁逆流症) :高齢のイヌに多い
- 慢性腎不全、心筋肥大症(肥大型心筋症):高齢のネコに発症する
高齢による疾病は完治させることは難しいですが、症状を遅らせたり、苦痛を取り除くことは可能です。
注意事項
使用するうえでの注意
利尿剤との併用は血圧が下がりすぎることがあるので注意が必要です。
本剤は体重1.25kg未満の犬および猫には使用しないでください。
保存方法
高温多湿の場所での保管は避け、25度以下で保存してください。
錠剤を半分に割った場合、未使用分は2日以内に使ってください。
使用しない
動物用なので人間には使わないでください。
妊娠中および授乳中の犬および猫には使用しないでください。
副作用
また、嘔吐、軟便、下痢が現れることがあります。
特徴的な副作用として「咳」がでます。
使用方法
食前食後は問いません。
推奨使用量
犬の場合 | 猫の場合 |
1kgあたり 0.25mg | 1kgあたり 0.5mg |
ベナゼプリル 5mg
- フォルテコール5mg 1錠あたり 157円
- ベナゼプリル 5mg 1錠あたり 58円
ジェネリック薬なのでとても安い
内容量 | 28錠 |
1箱 | 1,634円 |
2箱 | 2,524円 |
ベナゼプリル 10mg
内容量 | 14錠 |
1箱 | 1,214円 |
2箱 | 1,930円 |