ノミやマダニは寄生虫なので吸血しますが、それだけではなくさまざまな病気の原因となることがわかっています。
また、種類も豊富に存在します。
外部寄生虫
寄生虫とは、別の動物の体内や体表に住みついて生活し、その動物から栄養を吸収し、生きる生物のことをいいます。
外部寄生虫は、皮膚や皮下に生息するタイプです。
- ノミ
- マダニ
- アカラス(ニキビダニ、毛包虫)
- 疥癬(ヒゼンダニ)
- ツメダニ
ノミは6本足を持つ昆虫で、ダニは8本足を持つクモの仲間です。
ノミアレルギー性皮膚炎
ノミに刺されることでかゆみや炎症が起こります。
強い痒みが特徴です。
アカラス症 (ニキビダニ症、毛包虫症)
ニキビダニ(体長約2~3ミリ)の寄生によって発症する。耳の穴や顔に脱毛がみられる。
疥癬(カイセン)
ヒゼンダニ(体長約0.1~0.3ミリ)が、皮膚に穴を掘って寄生することで発症する。耳やひじ、顔のまわりに激しいかゆみ、脱毛や発疹などがみられる。
ツメダニ症
イヌツメダニ(体長約0.5ミリ)の寄生によって発症する。
かゆみは弱く、かさぶたのようなフケが多くなる。
耳疥癬(みみかいせん)
イヌミミヒゼンダニ(体長約0.3~0.4ミリ)が、外耳道に寄生することによって発症する。かゆみから頭をしきりに振ったり、耳を掻きむしり、ひどくなると耳血腫や外耳炎を併発する。
マダニ症
マダニに吸血されることによってかゆみや貧血が起こりますが、咬まれることによっておこる感染症のほうが恐ろしいでしょう。
優秀な予防薬があるので予防をしっかりするべきです。