抗菌性シャンプー

酢酸クロルヘキシジンシャンプー

よくドラマなどで手術前に手をあげて入室するシーン見かけますががクロルヘキシジンで殺菌しています。
手術前の皮膚殺菌や器具の殺菌、創傷の治療などに使われています。
その成分が入った抗菌性シャンプーです。

薬用酢酸クロルヘキシジンシャンプーは、皮膚・被毛の洗浄や殺菌消臭に効果のある犬猫兼用のシャンプーです。
動物病院で最も処方されているクロルヘキシジン配合で、その用途は幅広く使用されております。

 

酢酸クロルヘキシジンとは?

有効成分である酢酸クロルヘキシジンには抗菌作用があります

細菌の細胞膜に結合すると酵素阻害が起こることで、カリウムや核酸などの細胞膜の内容物が漏れ出したりといった障害を起こします。

これにより抗菌作用(殺菌作用)を示します。

無色〜微黄色の澄明な液で、においはなく、味は苦い。

 

幅広い抗菌作用
グラム陽性菌、グラム陰性菌、真菌、酵母、ウィルスなど多くの微生物を抑えるのに有効な化合物である。

効き目が早い
作用が早いので皮膚表面の細菌の数がほとんど即時に減少する。

犬の皮膚表面の大腸菌および黄色ブドウ球菌を2分以内に死滅させることができます。

 

効果が続く
角質層のタンパク質と結合して一部残留し、抗菌活性が1時間以上続くためポピドンヨードよりも有効性が高い。
(洗い流しても薬剤の効果がしばらく続くということ)

毒性や刺激性が共に低い
安全性が高く、アレルギー反応または中毒反応を起こすことが少ない。

オロナイン軟膏などの殺菌成分としても使われる成分

 

薄くても効く
低濃度でも殺菌効果があり、一般細菌には通常濃度0.5%で使用されています。

 

注意するべき点

犬の皮膚全層におよぶ損傷に0.5%酢酸クロルヘキシジンをを消毒薬として長時間、組織に触れされると肉芽組織の形成、創傷収縮、上皮形成などが低下する。

初期段階の皮膚病には有効ですが、重症化してから使うことは治療の妨げになるようです。

 

真菌類に対してその多くに抗菌力を示すが、細菌類に比べ抗菌力 は弱い。

ブドウ球菌や大腸菌には効果的ですが、カビ類には若干効果が落ちるようです。

 

0.1%液を超える濃度は角膜障害の原因になる。

皮膚の殺菌にはとても有効ですが目には強い毒性があります。
ペットのみならず人間もシャンプーの際に入らないように注意が必要です。

 

酢酸クロルヘキシジンシャンプー

内容量 200g
有効成分 酢酸クロルヘキシジン 0.5%

汚れやフケを洗い落とし細菌類や真菌などを殺菌してくれるシャンプーです。

シャンプーすることで細菌性皮膚炎、膿皮症、乾性脂漏症などの改善に役立ちます。

コンディショナーも配合されており洗い上がりもスムースで帯電防止効果があるので汚れにくくなりますよ。

 

傷口があるとしみるタイプです。

皮膚疾患は重症化してくると脱毛や皮膚のただれが起こったりするため、皮膚に損傷がある場合にはシャンプーは使うべきではないでしょう。

 

使用方法

犬や猫の被毛をぬるま湯で十分に濡らして汚れも洗い落としておきましょう。

適量を垂らして良く泡立てながらよく洗います。

そのまま5分ほど放置して薬剤の効果を発揮させましょう。

そのあと十分に洗い流してください。

汚れがひどい場合には二度洗いが必要な場合もあります。

 

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