薬の名前

フィラリアのお薬の名前を知りたい方へ|有効成分ごとの商品一覧

フィラリア予防薬の有効成分ごとに対応する寄生虫や害虫、代表的な商品、およびコリー系犬種への注意点を詳しく解説します。

予防薬は2種類あり

内服薬(チュアブル・錠剤)
外用薬(スポットオンタイプ)

それぞれに利点があり、ペットのライフスタイルや飼い主さんの扱いやすさによって選択できます。

 

内服薬
(チュアブル・錠剤)

内服薬は、ペットが口から摂取するタイプで、嗜好性の高い製品が多いのが特徴です。

有効成分の多くが消化管寄生虫の駆虫も兼ね備えている。

 

イベルメクチン系(内服薬)

対応する寄生虫

  • フィラリア幼虫(ミクロフィラリア)
  • 回虫
  • 鉤虫

注意点
(コリー系の犬への使用について)

コリー系の犬種(ボーダーコリー、シェルティ、オーストラリアンシェパードなど)は、MDR1遺伝子変異を持つ場合があります。

この遺伝子変異により、イベルメクチンに対して過敏反応を示す可能性があります。

安全対策
獣医師に相談し、低用量で安全が確認されている製品(例:カルドメック)を選択してください。

 

主な商品名

カルドメック(ハートガードプラス)

特徴
嗜好性の高いチュアブルタイプ
フィラリア予防と回虫・鉤虫の駆除が可能

 

ミルベマイシンオキシム系
(内服薬)

 

対応する寄生虫

  • フィラリア幼虫(ミクロフィラリア)
  • 鞭虫
  • 回虫
  • 鉤虫
  • 条虫(特定製品のみ)

注意点
(コリー系の犬への使用について)

ミルベマイシンオキシムは、イベルメクチンと同様にMDR1遺伝子変異を持つ犬種で慎重な使用が求められます。

ただし、イベルメクチンよりも低いリスクとされています。

安全対策
獣医師に相談し、安全量の指示を受けてください。

 

主な商品名

インターセプターチュアブル

ミルベマックス

ミルプラゾン

 

特徴

フィラリア予防と鞭虫・鉤虫対策を同時にカバー

条虫を含む広範囲な寄生虫予防に対応

幅広い寄生虫予防に対応

猫用製品もあり

 


スピノサド+ミルベマイシン系
(内服薬)

対応する寄生虫

  • フィラリア幼虫(ミクロフィラリア)
  • ノミ(成虫)
  • 鉤虫
  • 回虫
  • 鞭虫

主な商品名

コンフォティスプラス

特徴
ノミ駆除とフィラリア予防が同時に可能

 


アフォキソラネル+ミルベマイシン系(内服薬)

対応する寄生虫・害虫

  • フィラリア幼虫(ミクロフィラリア)
  • ノミ
  • マダニ
  • 回虫
  • 鉤虫

主な商品名

ネクスガードスペクトラ

特徴
フィラリア予防、ノミ・マダニ駆除、回虫・鉤虫の駆除が可能なオールインワンタイプ

 


ロテプラナー+ミルベマイシン系(内服薬)

対応する寄生虫・害虫

  • フィラリア幼虫(ミクロフィラリア)
  • ノミ
  • マダニ
  • 回虫
  • 鉤虫

主な商品名

クレデリオプラス

特徴
ノミ・マダニ駆除とフィラリア予防が同時に可能

 

外用薬
(スポットオンタイプ)

外用薬は、ペットの背中や首元に直接塗布するタイプ

ミ・ダニなどの外部寄生虫に特化した製品が多いが、フィラリアや腸内寄生虫にも対応可能な多機能製品もあります。


セラメクチン系(外用薬)

対応する寄生虫・害虫

  • フィラリア幼虫(ミクロフィラリア)
  • 回虫
  • ノミ
  • 耳ダニ

主な商品名

レボリューション

ストロングホールド

特徴
ノミや耳ダニ駆除を同時に行える便利な製品

 


フィプロニル+エプリノメクチン+プラジクアンテル系(外用薬)

対応する寄生虫・害虫

  • フィラリア幼虫(ミクロフィラリア)
  • ノミ
  • マダニ
  • 回虫
  • 鉤虫
  • 条虫

主な商品名

ブラベクトプラス

特徴
長期間のノミ・マダニ駆除とフィラリア予防が可能なスポットオンタイプ

 


イミダクロプリド+モキシデクチン系(外用薬)

対応する寄生虫・害虫

  • フィラリア幼虫(ミクロフィラリア)
  • 回虫
  • 鉤虫
  • ノミ
  • 耳ダニ

主な商品名

アドボケート

特徴
内外部寄生虫を総合的に予防
特にノミの駆除で効果的

 


フィプロニル+エプリノメクチン+プラジクアンテル系(外用薬)

対応する寄生虫・害虫

  • フィラリア幼虫(ミクロフィラリア)
  • ノミ
  • マダニ
  • 回虫
  • 鉤虫
  • 条虫

主な商品名

ネクスガードキャットコンボ

特徴
猫用製品で、内部および外部寄生虫を幅広く予防・駆除可能
スポットオンタイプ

注意事項

  • 本ページは情報提供を目的としており、特定の商品やサービスの購入を推奨するものではありません。
  • 記載された商品や効能については、必ず獣医師にご相談ください。
  • 個人輸入は自己責任で行ってください。

 

 

参考リンク

代行サービスを見る

※本リンクは情報提供を目的としており、特定のサービスを推奨するものではありません。

 

-薬の名前