犬や猫の眼球内の圧力を下げることで、緑内障の治療を目的とした目薬です。
開放隅角(ぐうかく)緑内障や高眼圧症に使うことができます。
2つの有効成分を含有しています。
- ドルゾラミド塩酸塩
- チモロールマレイン酸塩
「ドルゾックス-T点眼薬」は高眼圧による視神経へのダメージを防ぐために、長期にわたって眼圧をコントロールする上での助けになる強力な点眼薬です。
高眼圧症と緑内障
眼球の中には毛様体でつくりだされた房水という水が流れており、角膜や水晶体などの組織に酸素や栄養を運んだり、また老廃物を回収する働きをしています。
この房水は隅角から眼球の外に排出され、この水量を一定に保つことで眼圧も一定に保たれています、
しかし、何らかの原因で房水の排水口である線維柱帯が少しずつ目詰まりし、房水が流れにくくなると眼圧が上昇します。
房水が充満しすぎると、眼圧が上がり視神経を圧迫してきます。
これが高眼圧症です。
そのままでいると視神経が弱り、視野が狭くなったり視力が落ちたりします。
このような高眼圧続き視神経に影響が出て見えにくくなったりする病気が緑内障です。
ドルゾックス-T点眼薬の特徴
眼圧を下げられる
「ドルゾックス-T点眼薬」には眼圧を下げる2つの有効成分が配合されています。
緑内障は眼圧が高いことで神経に影響を与えます。
そのため眼圧を下げることは緑内障の進行を予防することが可能です。
有効成分ドルゾラミド塩酸塩
目の毛様体にある眼球内の液体、房水を作る組織に作用して生成を抑制することができます。
有効成分チモロールマレイン酸塩
目の毛様体の上皮にはβ受容体があって、眼圧の調節にかかわっています。
この成分はβ受容体を遮断することにより、房水が作られるのを抑制することができます。
これら二つの有効成分によって、房水が作られるのを抑制することで眼圧を下げることができます。
相乗効果
2つの有効成分、ドルゾラミドとチモロールはどちらも増えすぎた房水の生産を抑制する働きを持ちますが、この異なる成分が同時に働くことでより相乗効果が高まり、十分な眼圧の低下が期待できます。
点眼回数を減らせる
2つの成分を一緒に配合した目薬のため、従来の目薬併用治療と比べて点眼回数を減らすことができ、点眼間隔を空ける必要もなくなりました。
より使いやすくなった緑内障や高眼圧症の治療に使われる点眼薬です。
用法用量
1回1滴 1日2回点眼します。
他の目薬と併用する場合は5分以上置いてから行ってください。
点眼量を増やしても効果に差はありません。
ドルゾックス-T点眼薬
内容量 | 5ml |
1本 | 1,259円 |
2本 | 2,175円 |
6本 | 5,380円 (@897円) |