抗真菌薬

イトラスポワ

イトラスポワは有効成分イトラコナゾールによって、体の中のカビ(真菌)が増えるのを抑え、感染を治療する薬です。

強い抗真菌力と幅広い種類の真菌に対して有効な薬剤です。

猫にも使える。

特徴

真菌の細胞膜の主要構成成分である「エルゴステロール」の生合成を阻害します。

その結果、真菌の増殖を抑えるができます。

人間や犬猫などの場合、構成成分はコレステロールです。

そのためイトラコナゾールの影響を受けません。

 

良く効く

皮膚の角質とのなじみがよくしっかり浸透するため、組織から徐々に放出されるため効果が持続します。

薬をやめても4週間は皮膚に貯留します。

そのため短い服用期間で高い治癒率を得ることができます。

また、さまざまな真菌に対して効果があるので、白癬菌、カンジダ、癜風菌など幅広く有効である。

 

ラミシールとの比較

ラミシールよりも副作用が少ないのがメリットです。
費用の面では若干劣ります。

 

こんな病気に使える

真菌や酵母などに効果がある。

主に皮膚糸状菌と呼ばれるものに有効です。

 

皮膚糸状菌症(白癬)

白癬菌という真菌に感染することによって症状が起こります。

ペット自体にかゆみはあまりでません。

しかし、患部が円形脱毛を起こし、その部分からフケのような皮膚片がでるようになります。

また、その周りの毛はもろくなっており、簡単に抜けるようになります。

毛などに菌がたくさんいるので、他のペットも同居していると感染する可能性があります。

さらに、人間も感染する可能性があります。

 

マラセチア皮膚炎

マラセチアという酵母の一種が原因の皮膚病です。
マラセチア菌は皮膚の常在菌なので、なくすことはできません。

皮膚の状態が悪くなったり、身体の抵抗力が弱くなったり、皮脂が異常に分泌されると増殖してしまいます。

発祥すると独特の甘酸っぱい発酵臭がするほか、強いかゆみが特徴なので、かきむしって皮膚トラブルの原因となります。

犬は毛が抜けたり、皮膚が炎症を起こしてあかくなったりします。

 

アスペルギルス症

アスペルギルスという種類にの真菌(かび)の一種ですが、通常空気中にたくさん飛んでいて、日常的に吸い込んでしまっています。

日和見菌と呼ばれるのですが、健康な状態なら特に問題はありません。
しかし、なんらかの影響で免疫力が低下したときに影響が起こります。

犬で見られるのは、鼻腔内にアスペルギルスが感染して、粘膜上で増殖することで症状が見られます。

緑色や黄色のドロッした鼻水がでる、くしゃみなどが長期的に続きます。
そのため慢性鼻炎と間違われることもあります。

徐々に進行していき、鼻血が見られるようになります。

このくらいになっていると痛みがあるので、頭部を触られることを嫌がり、手を出すとかまれることもあります。

 

クリプトコッカス症

酵母のような病原菌です。吸い込むことで感染します。
そのため鼻と肺に症状が現れますが、血流を通して全身へと広がります。

くしゃみと鼻水、鼻にかかる顔の腫れが見れれます。
リンパ節が腫れたりする。

また、鼻腔から中枢神経にも広がる。
中枢神経に影響がでると髄膜脳炎などになる。

行動の変化、けいれん、旋回、などさまざまな病状が見られる。

目に感染すると、ブドウ膜炎、視神経炎が発症して、水晶体脱臼と緑内障へと悪化していきます。

 

人への感染
動物との接触で、人に伝播することはありません。

 

ブラストミセス症

湿度が高く、霧が多いような場所、水辺周辺の砂地などがある場所で多発します。
秋に発生する傾向がある。
原因菌を吸い込んだり、傷口から侵入されることで感染します。

症状は、発熱、食欲不振や咳、体重減少、皮膚に膿瘍などが起こります。
眼病変やうつ、けいれんなどが起こることもあります。

 

ヒストプラズマ症

熱帯、亜熱帯気候のすべての土壌にいる菌なのですが、鳥やコウモリの排泄物に汚染された土で見られます。
感染は呼吸器からで、汚染された土から舞い上がった胞子を吸い込むことで感染します。

犬では、食欲不振、発熱、体重減少、下痢、咳などが見れらます。
猫では、体重減少、食欲不振、跛行、呼吸困難など

眼にも影響がでることがあり、結膜炎、網膜炎、網膜剥離など、ときには緑内障で失明に至ることもあるようです。

人への感染
酵母形は感染性がないので、感染動物から人への直接的にうつることはありません。
しかし、人間も吸い込むことで感染します。

 

 

使い方

犬に体重1kg当たりイトラコナゾールとして5mgを基準量とし、1日1回、食直後に14~21日間経口投与する。

食事と一緒じゃないと吸収率がかなり悪い

 

注意点

本剤は生後5ヶ月未満の犬には投与しないでください。
体重2.1kg未満の犬には投与しないでください。

イトラコナゾールに対する過敏症や、重篤な肝疾患、妊娠中の動物には使用しないでください。
授乳にも影響があると思われます。

また、併用してはいけない薬がたくさんあるので注意が必要

 

イトラスポワ

取り扱い終了

ジェネリック薬のご案内

有効成分イトラコナゾールのジェネリック薬があります。

 

イトラコナゾールの
ジェネリック薬

名前 イトラクシル(Itraxyl 100mg)
有効成分 イトラコナゾール
内容量 1箱:28カプセル
備考 1カプセルに
イトラコナゾールが100mg

[イトリゾールジェネリック]Itraxyl100mg

 

スポラル(Sporal)

 

名前 スポラル
有効成分 イトラコナゾール
内容量 1箱:4カプセル
備考 1カプセルに
イトラコナゾールが100mg

[イトリゾールジェネリック]Itraxyl100mg

1箱 4錠 × 4箱

16日間投与できますね。

真菌症は見た感じ治っても菌が残っていると再発の可能性があります。
しっかり最後まで投与しましょう。

犬に体重1kg当たりイトラコナゾールとして5mgを基準量とし1日1回

食直後に14~21日間経口投与する。

 

注意点

ほかの薬と一緒に飲んではいけません。という併用禁忌などがかなり多い。
他の薬との飲み合わせが良くないのでスポラルだけで投与しましょう。
肝障害、腎障害、胃腸障害、妊娠中などは使えません。

L2-fl05-02

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