消炎目薬

ニフラン点眼液

ニフラン点眼液は、犬猫用の非ステロイド性抗炎症目薬です。
有効成分のプラノプロフェンが目の炎症を鎮めて、腫れや充血、痛みなどの症状を改善します。

また、眼組織における局所毒性が少ないことや、点眼液中における安定性にも優れていることなどから、有効性、安全性ともに優れた外眼部炎症性疾患の治療薬として広く用いられています。

 

有効成分 プラノプロフェン

プラノプロフェンは、日本で開発された非ステロイド性の抗炎症成分です。
炎症や痛みに関係する物質「プロスタグランジン」の生成を促進する酵素(シクロオキシゲナーゼ)の働きを抑えます。

結膜からのプロスタグランジンの生成が抑制されることにより、目の炎症を抑えたり、鎮痛作用などが期待できます。

人間用の医療医薬品として前眼部炎症性疾患に広く使用され、すでに有効性及び安全性が確認されている成分である。
(前眼部は水晶体より前の部分のこと、結膜や角膜など)

虹彩や毛様体などにも点眼薬が良好に移行して、優れた抗炎症作用が報告されています。

 

特徴をきちんと理解しよう

二フラン点眼薬の有効成分であるプラノプロフェンはNSAIDs(非ステロイド性抗炎症目薬)と呼ばれる種類のお薬です。

名前のとおりステロイドではないので、ステロイドのように免疫を抑制することで炎症を抑えるわけではありません。
ステロイドが使えない感染性の眼病などでも使うことができます。

しかし、炎症を抑えたり、鎮痛剤としての効果があるだけのお薬です。
病気自体を治す機能はありません。

症状を取っているだけなのでNSAIDsは漫然と使い続けるようなお薬ではありません。
根本的な原因を放置する結果になってしまいます。

 

効果

炎症性疾患の対症療法

上記のような炎症性疾患によるなみだ目、異物感、充血、かゆみや痛みの症状を改善します。

ただし、本剤による治療は原因療法ではないため、根本的な治療ではありません。
症状を緩和する、対症療法であることを理解が必要です。

 

使用方法


通常、1回1~2滴、1日4回点眼する。
なお、症状により適宜回数を増減する。


獣医師の指示どおりに点眼する。

 

 

注意事項

使用期間
使用にあたっては2週間の投与を目安とし、症状の改善傾向が認められる場合は4週間までの投与としてください。
症状の改善がみられない場合には、漫然と使用せず他の治療に切り替えてください。

 

保存方法
本剤は室温で保存してください。
また、外箱開封後は必ず添付の遮光袋に入れ、直射日光を避けて保存してください。
開栓後は使用期限内であっても速やかにお使いください。

 

感染症に注意
細菌などによる感染症による炎症に対して用いる場合は、観察を十分に行い、慎重に投与してください。
眼の感染症の進行に気が付けない場合があります。

 

副作用

使用した際に刺激を感じたり、角膜炎の症状が現れることがあります。

目薬なので作用は局所的で、全身に薬剤がまわるわけではないので副作用の心配は少ないが、副作用がないわけではありません。

副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察をお受けください。

 

 

二フラン点眼薬

内容量 5ml
1本 1,256円
3本 2,763円

(@921円)

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