プロコックスは犬猫の消化器官に寄生する虫を駆除するお薬です。
苦味がない液体なので投与しやすく、子犬や子猫に直接投与できるので使いやすい。
回虫や鉤虫、鞭虫だけでなくコクシジウムの駆除にも使えるのが特徴。
有効成分
- エモデプシド
- トルトラズリル
対象の寄生虫
犬回虫
犬回虫は、犬の腸管内に寄生する寄生虫であり、特に幼犬によく見られます。
感染した犬が糞便で排泄した卵を摂取することで感染が広がります。
人にも感染のリスクがあるため、特に注意が必要です。
症状には腹痛、嘔吐、下痢などが含まれ、駆除が重要です。
犬鉤虫
犬鉤虫は小腸に寄生し、吸血によって栄養を得ます。
感染した犬が排泄した卵や幼虫が土壌中に存在し、感染の源となります。
症状には貧血、下痢、食欲不振があり、重篤な場合には虫卵が皮膚を通して感染することもあります。
犬鞭虫
犬鞭虫は、犬の大腸に寄生する寄生虫
感染した犬の便に含まれる卵が他の犬に感染を広げます。
感染により下痢、血便、腹痛などが現れることがあります。
コクシジウム
コクシジウムは、小腸や大腸に寄生する単細胞の寄生虫です。
犬が感染した糞便を介して感染が拡がります。
仔犬や子猫など免疫が弱いころに特に感染しやすい。
下痢、脱水、食欲不振などの症状が見られます。
死んでしまうこともあるので、駆除は早めに行うことが重要です。
寄生虫はどこで感染
犬や猫の消化管に住み着く寄生虫はさまざまな所に卵が落ちています。
犬や猫はウンチを食べたり、昆虫やトカゲ、カエルを食べてしまうなど寄生虫が体内に入る可能性はたくさんあります。
ウンチも食べなくても鼻を近づけたり、舐めたりすることで虫卵を摂取することも。
寄生虫のタマゴは環境の変化に非常に強く、感染した犬や猫、その他の動物のフンなどで汚染された場所で長期間チャンスをうかがっています。
また、汚染された環境が近くにあると何度も感染することがあります。
多頭飼いの場合は同時にすべての動物に駆虫薬を使う必要があります。
プロコックス
液体なので子犬でも簡単に投与できる
2週齢以上の子犬から使用することができるのも特長です。
有効成分
- エモデプシド
- トルトラズリル
回虫・鉤虫・鞭虫
コクシジウムに
使い方
犬
体重1kg当たり製剤0.5mLを基準量
シリンジ等を使って経口投与する。
例:10kgの犬なら5ml