犬や猫の耳のお薬です。
耳のかゆみや耳垢、悪臭などを改善し、炎症やかゆみを抑えることができます。
耳ダニ、マラセチア性外耳炎などに使用できます。
このような症状にお使いいただけます。
- マラセチア性外耳炎
- 細菌性感染症
- 耳ダニ感染症
- 耳垢、悪臭の改善
動物病院では耳ダニの治療の際に、耳の掃除や二次感染、炎症や痒みを鎮めるために使われます。
耳ダニ感染症とは
耳ダニ感染症は、ミミヒゼンダニというダニが寄生することで起こる病気です。
感染した犬や猫と接触することで感染してしまいます。
このダニは耳の中の垢や体液をエサとして成長し、耳の中で卵を産み、また生まれ増えていきます。
症状は黒い耳垢がたまったり、耳をかゆがる、頭を振るなど外耳炎の原因となります。
マラセチア性外耳炎とは
マラセチア性外耳炎は、真菌(カビ)の一種であるマラセチア菌が耳の中で異常に増えてしまったときになる病気です。
マラセチア菌は常在菌なので健康なペットでも必ずいる菌なのです。
湿気の多い時期や皮脂の分泌が多い体質などの場合、発症しやすい病気です。
ごげ茶色の耳垢、耳の悪臭、強いかゆみなどの症状が起こり、耳を頻繁に掻くようになるでしょう。
3つの成分で耳の環境を改善します
1.抗真菌剤のミコナゾール硝酸塩
2.抗生物質の硫酸ポリミキシンB
3.副腎皮質ホルモンのプレドニゾロン
1.抗真菌剤の硝酸ミコナゾール
イミダゾール系の抗真菌薬です。
幅広い真菌(カビ)類に効果があり、強い殺菌力があります。
水虫の菌である、白癬やカンジダ、癜風になど使われるお薬です。
薬の作用
人間や犬猫のような哺乳類は細胞膜をコレステロールを使って作っていますが、真菌類は「エルゴステロール」で細胞膜を作っています。
この成分はエルゴステロールの生成を邪魔することで細胞膜を機能させず、増殖もさせないという仕組みです。
そのためほ乳類の細胞には影響がなく、刺激などが比較的少ない薬効成分です。
2.抗生物質の硫酸ポリミキシンB
これらの菌に有効な抗生物質です。
- 緑膿菌
- 大腸菌
- 肺炎桿菌
- エンテロバクターなどののグラム陰性桿菌
ニオイの原因菌やマラセチア菌を殺菌することで症状を改善します。
3.副腎皮質ホルモンのプレドニゾロン
合成副腎皮質ホルモン剤で、ステロイドと呼ばれる成分です。
速効性に優れており、炎症による腫れや赤みを抑えて、かゆみや痛みをやわらげることができます。
皮膚に直接作用するので、飲み薬のような全身性の副作用を心配する必要はありません。
使い方
使用前にボトルを良く振ります。
ペットの耳を軽く持ち、耳の中に2~3滴ほど垂らしましょう。
耳の外側から良くなじむようにマッサージしましょう。
1日2回程度が目安です。
症状が改善されるまで続けましょう。
もし3週間を超えても改善されない場合、他の病気も考えられるので獣医師の診察をお勧めします。
お薬を使う前に低刺激性の洗浄液などで、耳の中の汚れをキレイにしておくと効果的でしょう。
スロランイヤードロップス
ミコナゾール硝酸塩が真菌を殺菌して、抗生物質である硫酸ポリミキシンBがその他の細菌を倒してくれます。
副腎皮質ホルモンであるプレドニゾロンは、炎症を鎮めかゆみを大幅に軽減してくれます。
内容量 | 15ml |
1本 | 2,085円 |
3本 | 4,884円 |