カタリンK点眼用は、水晶体が濁るのを抑え、犬における白内障の治療に用いる目薬です
有効成分のピレノキシンを含有しています。
白内障とは
目のレンズである水晶体が濁ってくる病気です。
光がよく通らなくなるため、物がぼやけて見えます。
多くの原因は老化による老年性白内障です。
カタリンK点眼の特徴
カタリンKは白内障のお薬です。
有効成分であるピレノキシンは、眼球内のレンズの役割をする水晶体の白濁(水溶性たんぱく質の変性など)を抑えることによって、水晶体の透明度を維持させ、白内障の進行を抑制します。
初期の白内障で、まだ視力が保たれている場合に用います。
白内障の進行を抑える目的なので、長期間使用することが多いです。
副作用はほとんどありません。
しかし、いったん混濁した水晶体を、薬で回復させることはできません。
白内障が進行し日常生活が不便になってきた場合には手術が必要となります。
使用方法
犬:1回1~2滴、1日3~5回点眼する。
点眼するためには目薬を作る必要があります。
でも簡単なので心配はいりません。
作り方
カタリンK点眼用は溶解液と顆粒になったお薬が入っています。
使う時に溶解液に顆粒を溶かして使います。
1.溶解液の白色の大キャップを外す。
シャボン玉みたいに膜が張るときがあるので、瓶の胴体を押して割ってください。
2.顆粒パックの上を指ではじいて、全部下に落とす。
パックの上部分を取り除いて開封する。
3.溶解液に顆粒パックから直接すべて入れる。
手で入れたりしないように!
4.キャップをしっかり閉めて、溶解液に顆粒が溶けるように良く振る。
5.一番上の茶色い小キャップを外して点眼する。
注意事項
溶解液と顆粒パックの状態では常温で保存できます。
溶解液に溶かして作った点眼液は、冷所に保存して3週間以内に使い切るようにしてください。
点眼時のポイント
冷蔵庫などに保存していた点眼液をすぐに点眼しようとすると、持っている手の温度で中の空気が暖められて膨張します。
すると薬液がが連続して落ちる場合があります。
点眼する前にしばらく容器を手で温めてからひっくり返して点眼すると1滴づつ使えます。
副作用
副作用はあまりありませんが、起こる場合には
まぶたの腫れ、充血、かゆみ、刺激感などがあるそうです。
カタリンK点眼用
上記記載の価格はUSドルを日本円に換算したものです。
海外で販売されている動物用医薬品を個人輸入の代行を利用することになるので
購入のタイミング時の為替価格の変動で販売価格が変動することがあります。