小型犬

チワワ

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チワワは丸い頭に立ち耳、うるんだ瞳と小さな体がかわいい人気の小型犬です。
常に人気の犬種、上位をキープしています。

チワワは数ある犬種の中でも最小サイズの犬種になります。
体重は1~3kg程度です。

小さいだけに運動量も少なめで良く、軽量なので容易に抱きかかえられることもあり、年配の方でも飼いやすい。

小型であることは日本の住宅事情にもマッチしていて、近年急増しているペット可のマンションなどでも飼うことができます。

 

チワワの歴史

チワワの祖先はメキシコ原産と言われています。
歴史は非常に古く5世紀のマヤ文明、16世紀のピラミッドからもチワワの原型と思われるレリーフなどの記録が残されている。

2世紀ごろにメキシコとアメリカの国境に接するチワワ州で人気となり、アメリカ人によってチワワとなずけられた。
アメリカ南西部で改良されて、現在の姿になったといわれています。

 

 

チワワの見た目

大きな瞳、大きめの立ち耳、マズルが短めです。
頭が丸く、アップルヘッドなどと呼ばれています。

手足は細く、胴体はしっかりした作りです。
活発で運動が大好き!俊敏な動きをして、家の中を走り回ったりします。
しかし、小さな見た目通り、骨自体はさほど強くないので注意しましょう。

 

2種類の被毛タイプ

2種類の被毛タイプがあります。

  1. ロングコートチワワ
  2. スムースチワワ

 

ロングコート

被毛は柔らかくて長い、ストレートか少しウェーブがかかったものがいます。
特に耳や首元、手足と尻尾はふさふさとしています。

また、成長とともに毛色が変化することがあります。

 

スムース

被毛は全体的に短く、なめらかで光沢のある毛が密集して生えています。
しっぽには長めの飾り毛が生えています。
毛が短いので寒さには特に弱い。

 

3つの体形

チワワの中でも見た目に大きく違いがあって、3種類の体型が存在します。

  1. ドワーフ
  2. スクエア
  3. ハイオン

 

ドワーフ

骨太でむっちりと筋肉質で、足が短く胴体は長い。
長方形の形をしています。

とてもたくましくて、昔ながらのチワワのイメージです。

 

ハイオン

体高は高く、全体的にスリムで足が長い。
バンビのよう、と例えられるようにスタイルが良い。
体は短め

 

スクエア

ドワーフとハイオンの中間。
あいまいでわかりにくい。。。。

 

 

 

運動量

活発な犬種ですが、世界最小ともいわれる犬種だけあって、室内を走り回ったり、飼い主と遊ぶだけで一日に必要な運動量をこなすことができます。

体力が少ない高齢の飼い主でも飼うことができます。

しかし、運動量の意味では室内の運動だけも十分ですが、社会性を身に付けることができません。
小さなうちから、外の環境や他の動物を知るためにもお散歩をさせることも非常に大切です。

 

お世話の手間

食事量も少なくて済むので、経済的にも助かります。
ただし、体が小さいだけで、

  • ケアに必要な時間と費用
  • しつけに費やすエネルギー
  • 医療にかかる費用

これらについては、大きな犬とあまり変わりがない。

 

ケガに注意

胴体はがっしりとした作りですが、手足は細いため骨折などには十分注意が必要です。
屋内のちょっとした段差でも気をつけたほうが良いでしょう。

 

しっかりとお世話すれば長生き

超小型な犬ですが、数ある犬種の中でも長寿を誇ります。
平均寿命は12~16歳程度、18歳まで生きる場合も十分にあります。

子犬のうちに動物病院で健康診断を受けておくことがおすすめです。

 

生活環境

チワワは寒さに強くありません。ロングコートチワワは被毛は長いですが、スムースと変わらず寒がりです。
そのため、チワワは外で飼うことは向いていない犬種です。

特に冬場は人間と同じくらいの室温で暮らすようにしましょう。


チワワは暑さにも弱い
熱中症や脱水症状によって命を落とすこともあります。
エアコンの効いていない部屋での留守番や車内への置き去りは絶対にやめましょう。
非常に危険な行為です。

 

チワワの食事

寒い季節は体温調整にカロリーを多く消費するため、夏場よりもご飯の量を増やすようにします。

消化やフードのサイズからも小型犬用のドッグフードを用意し、カリカリタイプ缶詰やパウチなどのようなウェットタイプのフードと混ぜて食べさせると良いでしょう。

 

 

チワワの性格

活発で好奇心旺盛、俊敏に動き回ります。
飼い主に対しては強い愛情を持ち、縄張り意識が強いところがあります。

そのため、飼い主を守ろうという気持ちと縄張り意識からか、家族以外の人間や他の犬などに対して強い警戒心を持つ傾向があります。

そのため、初対面の人には懐きにくく、良く吠える印象があるでしょう。

また、強い愛情からか、他の犬や他の人などと仲良くしていると、やきもちを焼いてしまうことがあります。

臆病である

好奇心や警戒心が強いため、攻撃的に見えますが、基本的には臆病なので大きな音にびっくりしたり、大きな犬にビビっているにも関わらず向かっていこうとしたりします。

他の犬と仲良くなりにくい印象を持つだろう。

 

社会性が大切

どの犬にも言えることですが、生後3か月ぐらいから社会性を勉強させる必要があります。

他の人と触れ合ったり、他の犬に出会い、ニオイを嗅いだり様々な刺激を受けることで性格に大きな影響を与えます。

社会性を学ばせることによって、人間に対してフレンドリーになったり、他の犬とも仲良くできようになり、臆病さも変わってきます。

そのため、お外への散歩も抱きかかえてではなく、自ら歩かせて運動させることで筋肉や骨の発達を促し、外の色んな場所のニオイを嗅ぐことで脳への刺激になります。

散歩して心も体も強い犬へと育てましょう。

 

高い学習能力

チワワはとても頭がよく、飼い主に対して忠実な性格を持っています。
そのため学習能力は高いといえます。

意外に訓練にも比較的向いている犬種で、オビディエンス競技(犬を指令通り動かす競技)などにも参加することが可能です。

そのため、しっかりとしつけをすれば、トイレも早く覚えられるし、飼い主のいうことをきちんと聞く賢くて可愛い家族となれます。

 

 

しつけが大切

飼い主が大好きなので甘ったれなところがあるチワワ。
下記のような飼い方によっては攻撃的な性格になる場合もあります。

 

甘やかして育てた
見た目から得られる華奢なイメージや仔犬の時に病気がちだった場合などに大切に育てたつもりが甘ったれになる場合

 

人間の子供と育った
超小型犬なので幼児と一緒にしても安心と思われがちですが、子供は力加減がまだ上手ではありません。
幼児の手荒な力加減はチワワには強すぎます。

身の危険を絶えず感じるため、攻撃的な面が現われます。

子供が成長して生き物への配慮ができるようになってからチワワを飼いましょう。

 

しつけは小さいうちから

高い知能と高い環境適応力など基本的な能力は高いため小さいうちからしつけをすれば、いうことを聞かなくなったり、噛んだりなどので苦労しなくて済みます。

大きな声で怒ったりしないで、根気強く教えていきましょう。

 

 

自立した精神

小さくて頼りない見た目ですが、ちゃんと一人前の犬です。

飼い主に甘えたり、そっけなくしたりなど、意外と自分のペースで行動します。
そのためひとりでゆっくりとおうちにいることも平気です。

また、ひとり遊びが得意なので、成犬になれば留守番をすることも得意です。

 

 

 

かかりやすい病気

  • 泉門開存(ペコ)
  • 水頭症
  • 膝蓋骨脱臼
  • 気管虚脱
  • 眼病
  • 口蓋裂
  • 低血糖症

病気やケガは早期発見し、早期に治療することがペットにとっても、飼い主にとってもメリットは大きいです。

日々にスキンシップや散歩など、異変を見つけられるようにしましょう。
特に普段とは違う仕草や行動、かゆがったり、こすりつけたりなどは異常へのサインです。

 

 

ペコ(モレラ)

チワワはアップルヘッドと言われ、頭蓋骨の頭頂部のややくぼんだ部分(泉門と呼ばれる)がきちんとくっついていない傾向にあります。

これは遺伝的な問題と考えられます。
アップルヘッドは病気ではないが、この遺伝的欠陥により悪影響が起こる可能性があります。

ペコは頭蓋骨の発達が未熟なために、一部に隙間ができている状態です。
その部分は骨で守られていないので、皮膚のすぐ下に脳膜が存在することになります。

そのため当然、頭部をぶつけるなどの衝撃や激しく揺らすなどは、脳へのダメージとなるため体への悪影響が起こります。

 

水頭症

頭蓋骨の中には脳脊髄液(のうせきずいえき)と呼ばれる水のような液体と脳が入っています。
水頭症は何らかの原因によって脳脊髄液が増えて、脳を圧迫するため様々な症状があらわれる病気です。

チワワは先天的に水頭症を発症しやすい傾向にあります。
脳のどの部分に圧迫を受けるかによって異なった症状が起こります。

遺伝的要因のため完治は難しいですが、薬によって脳圧を下げて症状を抑えることはできます。

 

 

眼病

チャームポイントでもある大きな目は眼病のリスクも高くなります。
傷ついたり、異物が入ったりしてしまいます。

 

角膜炎

角膜炎は角膜に傷がつくことによって炎症が起こる病気です。
主な原因は目の表面である角膜に、砂やホコリなどが入って刺激となったり、逆まつげが原因となりこすったり、床で顔をこすりつけたりするなど角膜に傷がついてしまいます。

その他にも草や木の枝など直接角膜に傷が付くなどして炎症が起こります。
アレルギーも炎症の原因のひとつです。

角膜炎の続き

 

眼球脱出

眼球が飛び出してしまう病気です。
物理的な衝撃によるもので、強くぶつかったり、大きな衝撃を受けた場合に目が飛び出してしまいます。

原因として多いのは、交通事故によるものです。
車などとぶつかればその衝撃力はものすごいものです。
無事に生きていたとしても眼球脱出の恐れがあります。

よく確認しましょう。
また犬同士のケンカでも眼球が飛び出してしまうこともあります。

眼球脱出が起こってしまった場合は、飼い主が戻そうとしないですぐに獣医師に見てもらいましょう。
最悪の場合、失明する可能性もあります。

 

気管虚脱

気管虚脱もチワワの先天性疾患のひとつです。
喉と肺のあいだにある気管の軟骨がつぶれてしまって、呼吸するための気道が確保できなくなる病気です。
早いと生後6ヵ月ぐらいから咳などの症状が見れれるようになります。

気管虚脱は進行性の病気なので、処置を行わなければどんどん重症化していきます。
最終的には窒息して死亡することもあります。

 

気管虚脱の続き

 

膝蓋骨の脱臼

文字どおりひざの皿がずれる症状です。
先天性と後天性のものがあり、小型犬では亜脱臼が特に多く見られチワワもその一つです。

亜脱臼とは
完全に関節から抜け出ていないが、脱臼しそうな状態で時間と共に戻るが痛みがしばらく残る。

症状としては痛み、腫れ、歩き方の変化が起こります。
足を引きずったり、地面から上げて歩いたりします。

気が付いた場合、できるだけ犬が幼いうちに手術を行うと良いでしょう。
成長と共に患部に激しい変形が起こるため、そのあとの手術は非常に困難になってしまうからです。

 

予防策

亜脱臼が起こらないように対策をしましょう。
フローリングなどの硬くて滑りやすい床は膝によくありません。
絨毯やマットを敷いてあげましょう。

また、肥満になると体重が負担となるので、太らせないように心がけます。

 

口蓋裂

 

主に遺伝的な異常により上あごに亀裂ができている病気です。
その影響により、口と鼻がつながった状態になります。

そのため子犬ではうまくミルクが飲めなくなり、栄養不足で衰弱したりします。
また、ミルクや水が気管や肺に入ることで誤嚥性肺炎を起こしやすく、咳や発熱が見られるようになります。

また、食事をする際にも影響があります。

  • 鼻水
  • くしゃみ

このような症状見られ、口臭を強く感じます。

 

後天性の場合

  • 交通事故
  • 落下事故
  • 感電
  • 歯周病の悪化

これらが原因で後天性として症状が起こる場合もあります。

 

低血糖症

チワワだけではありませんが、超小型犬の仔犬は低血糖症を起こしやすい傾向にあります。

低血糖症とは血液中の糖分の濃度が著しく低下し、脳神経症状を起こした状態です。

見られる症状

  • 元気に遊んでいたのに、急に元気がなくなりぐったりする。
  • けいれんを起こす
  • 下半身がマヒ状態になる

このような症状が突如として見られます。

 

原因

超小型犬のチワワは、子犬の状態はさらに小さく、体重は1キロ未満となります。
肝臓ではグルコースという形で糖を蓄えていますが、チワワは肝臓も非常に小さいので貯蔵量が少ないので、遊び過ぎたりするとエネルギー切れになってしまいます。

他にも原因として考えられるのは

  • 食が細い事による飢餓状態
  • 消化器障害が起こっている
  • 体が冷えてしまった

このようなことがきっかけで低血糖症なる場合があります。

 

予防策

朝がたに低血糖が見られたりする場合があるので、対策をしましょう。
また、遊びすぎたり、ごはんをあまり食べなかったりした場合、寝る前などに糖分の補給も効果的です。

 

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